LIM CO. エアー鉋 広島|株式会社エルアイエム施工事例 ▶ ホウ酸 シロアリ防除 善行寺 本堂・庫裏(シロアリ防除)

施工事例

ホウ酸 シロアリ防除
2020年3月施工広島県呉市
善行寺 本堂・庫裏(シロアリ防除)

善行寺さまの本堂および庫裏のシロアリ防除工事を施工させていただきました。
ご依頼いただいたきっかけは昨年の春に庫裏室内で羽蟻が群飛したため調査をさせていただきました。
調査の際、群飛箇所の床下でやはり大きな食害が見つかったのですが、そこから離れている別の箇所で大量の蟻道が見つかりこれから大きな被害が出るところを発見することがでました。
そして本堂も大きな被害ではありませんが食害があり、本堂と庫裏を施工させていただくこととなりました。
善行寺さまは本堂と庫裏を挟むように中庭があり、とても雰囲気の良い空間なのですが、そこはシロアリにとっても最高の空間となります。植栽が沢山育つ自然の土壌に、隣接する池や建物に囲まれて適度な湿気、この度の被害はやはりこの中庭回りから主に発生していました。

またこの度の調査で、シロアリの進入を防ぐには良くない状況が見つかり、修繕することになりました。今回の食害は主にその回りで発生していたので見つかってよかったとご住職さまにも喜んでいただけました。もし、もう5年、10年後まで調査をしなければ大変なことになっていたのは間違いないでしょう。

この度DOT処理でシロアリやキクイムシなどの食害を防ぐことができましたが、木の強度低下させる一番の原因「腐朽菌」の繁殖も長期において抑制できました。
実際に庫裏の古い建物では、腐朽がかなり進行しているカ所があり、そこの真上の床は傾いていましたがそこも進行を止めることができたと思います。



本堂の食害箇所の回りに駆除用薬剤を穿孔注入します。



床下木部全体にDOT(ホウ酸水溶液)濃度20%を十分に塗布します。
土壌にはアルトリセットを面状散布します。アルトリセットの効果の持続は10年前後で、農薬系の薬剤になりますが極めて害の少ない、世界的に使われている信頼性の高い薬剤です。

ここからは庫裏の床下です。
写真は少量ですが、かなりの蟻道が見つかりました。「蟻道(ぎどう)」土で作られたシロアリが通る土のトンネルです。シロアリは極度に乾燥嫌います。そのため自分達が乾燥しないように外部を通る時は自ら蟻道を作り、木があれば土に近くなくてもどこでも現れます。

これは束です
。食害が見受けられたので穿孔注入をするとドリルが簡単に入ります、、、あれ?
と思い、手で束を触るとバリバリと簡単に崩れました。中身はほとんど食べられており構造体としての強度はゼロでした。(ここは修繕を行います)
このようにぱっと見は気が付かない状況でも中身は大被害ということは普通にあります。
それはシロアリが外気に触れないように食害するからです。
※束の1枚目の写真は、束の左角を私が手で少し壊している写真です。触らなければ食害されてるとは分からない状態でした。

とても狭い床下でした。入口から30m、細くなってから10mくらい進んだところです。さすがに恐怖を感じます。身体の向きを変えることもできません。でもシロアリにとっては空気が循環しない(乾燥しない)というのは活動しやすい最高の空間です。(ここも換気口を追加して空気の流れをつくることになりました)

穿孔注入が終わるとDOT(ホウ酸水溶液)を木部全体に塗布します。

DOTが終わると土壌処理です。床下の土壌は面上散布を十分に行い、外部は建物回りに専用ガンを使用して数十箇所に、地面下数十cmの深さまで加圧注入します。