福成寺さまは標高約500メートルの山頂近くに建ち、奈良時代の開基と伝えられ、15世紀に造られた本堂内の厨子と須弥壇は国の重要文化財に指定されている由緒ある寺院さんです。
この度は40年以上前に建てられた鐘撞堂の修繕工事に携わらせて頂きました。
柱や梁は鉄製のため、主には天井や軒天の木部の施工です。
木の種類は松だと思いますがヤニが全面に出ており赤黒く見た目にもあまり良くない状態でした。また天井には沢山の文字が書かれており文字をできるだけ消さないように施工させて頂きました。
エアー鉋でヤニや劣化層、腐朽菌など除去した後にホウ酸処理を行ったので、木部の長期寿命化に期待できます。
また土台の礎石にはコケなどで汚れていましたので高圧洗浄で足下から綺麗にさせていただきました。
福成寺様のinstagram
@fukujyoji_official
施工を依頼頂いた設計事務所snomaさんのinstagram
@sunoma.jp