施工事例

ログハウス再生 / 常若施工
2023年5月施工長野県軽井沢
ログハウス M様邸

BEFORE

AFTER

東京在住のお客様に大切な別荘の外装塗り替え前の下処理としてエアー鉋施工のご依頼をいただきました。下処理と言うと簡単に聞こえますが、造膜塗装の塗膜剥離作業になります。

このログハウスは何度か塗り重ねられていた外壁に再塗装するにあたり、従来の塗装方法の上塗りではキレイな仕上がりにはならないという懸念があり、お客様自らがネット検索でLIMを見つけていただきお問い合わせいただきました。

軽井沢でもエアー鉋施工をした事例がなかったため、お客様が不安に思われてると感じたこと、弊社としてもこれまでの塗装経歴が不明だったこと、から実際にテスト施工させていただくことがベストと考え、交通費のみのご負担をお願いしテスト施工させていただきました。
広島から長野まで車で約11時間かけてお伺いし、テストを行い、塗装が剥がせることを確認し、お客様や塗装会社様にもご確認いただき施工させていただく運びとなりました。

軽井沢は条例で工事ができる期間が決めれているため5月の施工となり、朝は少し寒いですが日中は過ごしやすくエアー鉋の作業には向いていましたが、このログハウスに塗られていた塗料がシッケンズという高級な造膜塗料(塗膜のできる塗装)で施工はかなり大変でした。
およそ1週間かかって全体(ウッドデッキを除く)の塗膜剥離を完了し、施工途中はお客様にも足をお運びいただき、仕上がりを確認していただき大変喜んでいただきました。

塗り重ねる従来の再塗装では、色が必ず濃くなっていきます。木目を生かす塗料のため下の色に影響をうけてしまいます。そこに汚れや劣化も重なり、とてもキレイとは言えない仕上がりになることがほとんどです。ましてや明るい色にしたいという場合は不可能と言わざるを得なかったのです。
ですがエアー鉋施工で古い塗装や劣化層を除去することで、新築時の状況に近い木部の状態から塗装できますのでお好きなカラーで塗っていただけますし、塗料も木材にしっかり染み込みますので塗膜の保ちが明らかに違います。
またエアー鉋施工費以上にその建物の資産価値があがることも喜んでいただけるのではないかと思います。

また実際に施工した各所の写真を撮影し資料としてまとめ、施工後に施工証明書としてお客様にお渡ししております。
もしいずれ売買することになればここまでの処理をしていることを証明書できるので、きっと次に購入される方にも良い建物だという印象になることと思います。

素晴らしい建物の多い、そして湿気の多い軽井沢だからこそ、正しいメンテナンスをすることで後世まで引き継げる建物になると感じております。

この度はとても素敵な建物に携わることができ大変うれしく思っております。誠にありがとうございました。

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