貴重な樹齢200年以上前のチベット桧を使用された木製サインの美観再生工事をさせていただきました。
3〜4年前にガラスコーティング塗装された表層は雨や紫外線によって劣化が進行し剥がれ始めていました。
工務店さんに解体していただき、木材だけにすることで重なっているサネ部分(木と木が重なる部分)の塗装剥離後塗装までしっかりすることができたので、今後は良い状態が長く続くことと思います。
両面の施工でしたが解体したことで施工はしやすく2日間で完了しました。
塗装も現地の工務店さんに施工いただき宿泊費等のコストを抑えて完成することができました。
外部で雨や紫外線が当たる場合は特にですが、気が呼吸できなくなる造膜系塗料は使用されない方がよいと思います。
気温や湿気で気が伸縮し、塗膜が割れ、そこから水分が侵入します。そうなれば進行は早く塗膜が剥がれ始めます。
そのまま放置しておくと侵入した水分は逃げ道が少ないため乾きにくく、木が腐り始めます。
実際にこの看板も腐り始めてる箇所がありましたが、エアー鉋施工後に含浸系塗料を塗布したので進行を止めることができました。
塗布した塗料は防腐効果もありますし、撥水性もあり雨の後の木の乾燥も促せるので良い状態が長く続くこと思います。
今後のメンテナンスは4〜5年後に再度部分的な再塗装等でコストを抑えた維持管理が可能になります。